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補習の常連さん

第3章 鍵の忘れ物

帰りに見目先生から
放課後に教えてもらったプリントを新しく一枚、
その他に似た問題のプリントを合わせて三枚貰った

家に帰ったらやらないとなあ.....。

暗闇の中を歩く。
学校から俺の家までは大体30分くらい。
家が見えた辺りから鞄の中に手を突っ込んだ。

「あれ?確かこの中に入れたはず…」

あれ
ないない…
家の鍵がない!!!

鞄の中の隅から隅まで探したが鍵は出てこなかった

…もしかしたら学校に忘れてきたかも

家には誰もいない。
…鍵が無いと家に入れない

俺は来た道をUターンし鍵を探しに学校へと戻った。

学校から家までに鍵的な物は一つも見付かる事がなく半分諦めかけていた

あとは学校だけ
そこで見付からなかったら
もう何処にもないだろう―――――

うああ〜
なんて説明すればいいんだ
こんな時間に行って迷惑はかからないだろうか…

.....まあ......えいっ ――ピンポーン―――――

迷い迷いに教員玄関のインターホンを押した

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