言葉で聞かせて
第8章 猫に恋敵
「千秋、もういい」
千秋より先にイッてどうすんだ、と自分を抑えて悠史にアイコンタクト
すぐさまそれを察してくれた悠史が起き上がり俺と場所を交代する
まじまじと千秋のを近くで見るとその可愛らしさがよりわかる
きっと他の野郎のだったらキメェって言うんだろうな、俺
ふ、と笑いながら小さな千秋に手を伸ばして口に含む
ちゃんと硬いがどこか柔らかくて、口の中擽られてるみたいで可笑しい
だがそれも興奮に変わって俺のは限界とばかりに張り詰めていた
先端の僅かに開いた皮の隙間から捩込むように舌を入れると千秋の腰が浮く
「……っ!はっ、はふ、ふ……」
あーやっぱ
鬼頭はビンカンか?
その小さな穴を積極的に舐め、右手で少しずつ皮を下に下げる
痛いというよりそれまで隠れていた部分は敏感すぎて怖いのか、千秋は悠史のを舐めながら俺の方を一瞬見た
「千秋さん。だめですよ、集中しないと」
悠史が千秋の顎を持って自分の方に向かせる
その行動に笑ってしまいそうになった
悠史も独占欲、あるんじゃねぇか
俺たちやっぱり双子だな
こりゃ似てるわ
性格的にあんまり似てねえって他の奴らには言われっからなぁ