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言葉で聞かせて

第8章 猫に恋敵

敦史がいつもより早かったの、よくわかるな


抜いて挿してを繰り返していると、中にしこりのようなものがあることに気がつく

僕の括れがそこに引っかかるようにして引っ掻くと、千秋さんは大きく身体をゆらした


前立腺……かな


「千秋さ……っ、気持ち、い……ですか……?」


奥へと誘うように揉まれて、ただでさえ絶頂に近かった僕は我慢も限界だった

それは千秋さんも同じ様で中がきゅん、と締まっている

するとゆっくり千秋さんが手を持ち上げて僕の方へ差し出した
僕はそれを取って、いわゆる恋人繋ぎのように握った


「僕、も……っイく……は、あ、あぁ……」


熱いものが駆け抜けて、先端から放出された

また千秋さんは同時に達して
ぴゅ、ぴゅ、と薄めの白濁があふれる


情けないな
余裕も体力も無さ過ぎるし

千秋さんがイってくれたのは良かったけれど、正直気にしている余裕はなかった

僕も敦史も全然だめだ


僕は千秋さんを挟んで敦史と反対側に倒れるように寝転んだ
喉全体を使いながら必死で息を整える


身体、動くかな
このままにしていたら千秋さんが明日お腹痛くなってしまう


僕は最後の気力を振り絞って身体を起こした

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