
言葉で聞かせて
第13章 言葉で聞かせて
エリカさんが強く僕を睨みつける
普段なら全く怖くなんてないんだけど、自分が何の抵抗も出来ないこの状況じゃ余計なことをしたとしか言えない
でも嫌なものは嫌だったんだ
口を手で拭ったエリカさんが僕を見て鼻を鳴らす
「そんな抵抗をしたって無駄よ、悠史」
そう言うとエリカさんは僕自身を手で支えて、狙いを定めるように自分の中心に当てがった
「悠史はもうどうしたって私のものなんだから」
そしてゆっくりと腰を下ろす
元々男性を受け入れるためのその穴は僕を柔らかく受け入れていった
「ふ、あ……っく……」
「あ、ぁぁぁ……ゆ、し……ゆうし……っ」
薬で敏感になっているせいで、今すぐにでも射精してしまいそうだ
けど、今出したりしたらエリカさんの思う壺
がしゃん、と言う少し大きな音とともに思いっきり拳を握って達しそうになるのを堪える
「ふふふっ……我慢しちゃって……悠史?出してもいいのよ?ほら……っん、あ……気持ちいい……あん……」
エリカさんの甘い喘ぎ声も今は悪魔の囁きにしか聞こえない
「やめ……ん……」
「はぁっ……あ、あ……ふふ、喘いじゃって可愛い……」
