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蜘蛛と蝶〜囚われた蝶〜

第2章 蜘蛛と蝶

顔が熱い。



フルフルと首を横に振る。見られながらなんて、想像しただけで顔から火が出そうだ。



「残念だな」

「ふあ!?」



一番敏感なところを強く刺激され、ビクリと体が跳ねる。



そのまま手は離れ、蜘蛛は甘く囁く。



「今から、もう一度一から教え込んでやるよ。……その体に、じっくりとな」



蝶を軽々と抱き抱え、体調悪そうだからとだけ言い、蜘蛛は何事もなかったように立ち去った。



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