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陽だまりの家

第1章 日々の日常

最近、私は色々悩んでいた

家族との間にはいつも、問題が絶えない

うちの兄、大地は

今年で20歳だと言うのに

今だに母に反抗し続け、子供だ

2歳年下の私に言われてるんだから、どーしようもない

そのどーしようもない兄のせいで

色々と荷が重かった

姉は高校卒業して間もないうちに家を出てしまったので今は大地と私だけだ

大地はいつも昔からやりたい放題で一時期は暴力まで振るわれていた

私はそんな大地が大嫌いだった

だが、母のお陰で私と大地の関係はだいぶ良くなった

現在では、大地は大地で色々と思うところがあるんじゃないかと思っている

素直じゃないだけ

本当はちゃんと向き合いたいけど、向き合うことに怯えているだけ

母も大地とは、どーも合わないらしい

でも何だかんだ言って母は今まで大地を見捨てないで見守ってきた

母のそんなところが甘いのではないかとそれに対して一時期、ムカついたこともあった

だからこそ、母が大地を見捨てなかったからこそ兄はまだ今の状況で踏み留まっていられるのかもしれない

だからと言って、今のままがいいかと聞かれたら
それは間違いだ

いつか、母と大地が向き合い、仲良くなれる日が来るのだろうかー……

とゆーか来て欲しい

そのせいで私は色々と落ち込んで、体調を崩し部屋に引きこもっていた

すると

母に急に叩き起こされた

最近、母も仕事で疲れ悩んでいたのだが

なぜか元気に見えた

母と少し話をして

「笑えばいいんだ」

と言われた時、

(あぁ、そうか…)

そう思った

今はまだ上手くいかないことだらけだけど

笑ってればどーでもいいとさえ思えてくる

いつか、必ず良くなる

涙がこぼれた

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