恋愛禁止
第3章 マネージャー初日
……………………………
廊下が騒がしくなり始めた
『収録が終わったのかな?ゆきちゃんまだ斗真くんに会ってないよね?』
「はい…」
斗真ってわたしの友達の中でもすごく人気だし……たしか恋人にしたい男性ランキングも1位だったけど……わたしはなんとなくあの俺様な雰囲気が苦手なんだよね……
【ただいまー】
不安でいっぱいになっていると晴人が帰ってきた
【ほら見て斗真くん!ゆきちゃんだよ!】
〔……ゆき?〕
わ…本物の斗真だ……
だるそうな表情をしていた斗真がわたしを見ると目を見開いた
〔…ちょっとこっち来い〕
「え!?」
斗真はわたしの腕を掴む
『と、斗真くん!?』
慌てている林さんをよそに、斗真はわたしを部屋から連れ出した