
missing☆ring【完】
第6章 最期の時。
ねぇ、陸。
あの時に私が陸に想いを伝えていたら、私は陸の最期を見届けることが出来た?
ねぇ、陸。
あの時に屋上から逃げ出さずに、陸に向かい合っていたら、私は陸の彼女になれていた?
ねぇ、陸。
あの時に贅沢な関係を受け入れなかったら、私は陸の隣で笑えていた?
ねぇ、陸。
あの時に陸に恋をしなければ、私はこんな気持ちにならずにすんだ?
空を見上げても、澄んだ青空があるだけで答えはない。
涙が零れ落ちないように、私はずっと陸の白い煙を見上げていた。
あの時に私が陸に想いを伝えていたら、私は陸の最期を見届けることが出来た?
ねぇ、陸。
あの時に屋上から逃げ出さずに、陸に向かい合っていたら、私は陸の彼女になれていた?
ねぇ、陸。
あの時に贅沢な関係を受け入れなかったら、私は陸の隣で笑えていた?
ねぇ、陸。
あの時に陸に恋をしなければ、私はこんな気持ちにならずにすんだ?
空を見上げても、澄んだ青空があるだけで答えはない。
涙が零れ落ちないように、私はずっと陸の白い煙を見上げていた。
