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missing☆ring【完】

第5章 1年前。

「久しぶり」と綾子の前に座ると「元気そうじゃん」と綾子が携帯から私に視線を移した。




「メール?」


「あっ、うん。来月成人式じゃん」


「そうだね。綾子は着物買った?」


「母親がはりきってさ。七五三じゃないのにね?あっ、何か飲む?」



「うん」




綾子との会話を一時中断して私はカフェラテを頼んだ。




「裕実は?」


「私はレンタル」


「そっか。今さら雅美とメールなんだけどさ」


「雅美?まだ小林と付き合ってるんだけ?」


「別れたり、戻したりしてるけどね」


「長いよね」




二人は高校からの付き合い。
そんな二人が今も付き合っていると聞くと嬉しくなる。



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