テキストサイズ

甘い罠

第5章 これって診察…?




内科検診の時よりも念入りに音を聴いているようで、胸の先端にも何度も聴診器が当たる。


先生は気づいていないようだけど、私はその度にビクッとなってしまって、変な気分になっていた。


しばらくして、ようやく先生は聴診器を外す。


「…どうですか?」

「いや、まだわからない。だからもう少し診察するね?」


「はい。」


私は自分が病気なんじゃないかと思いとても不安だった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ