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暗闇で恋しましょう

第8章 お買い物1

あぁ、どうしよう。


好きなんて気持ち込めちゃったけど、バレちゃったら……


キャ───(*ノдノ)───ァ






なーんて、そんな乙女な考えは起きない。


何故なら、ひぃちゃんは超ド級の鈍感さんだからだ。


そのことは、切ないけど私を安心させていた。


13から14に掛けては。


だってこの気持ちはダメなもの。


成就する事は愚か、持ってる事すら許されないんだから。


その事実は未だに変わるわけないけど、14も終わる頃。


私は吹っ切れたのだ。


それはもうばっさりと。



ダメだから何?

好きなものは好きなの

大体、私だけがこんなに苦しまなきゃいけないってフェアじゃない!

絶対振り向かせて同じ苦しみを〜〜〜



と、まあこんな感じで逆ギレ気味にだけども。


だから、今はこの鈍感さが憎たらしい。


いっそ言ってしまおうかと考えたこともあったけど、どうにもプライド的な何かが許せない。


なので、さっきは乙女な考え云々思ったけども、あれだって本当の所伝われと思うわけで。


ソフトクリームを口に運ぶついで、ちらりと目だけ動かしひぃちゃんの様子確認。


目に映ったのはーーー欠伸を隠さずするひぃちゃん。



……えぇ。分かってましたよ。分かってましたとも



分かっていれども、無性に腹が立つ。

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