テキストサイズ

斉藤太一です

第10章 斉藤太一さんですか?


必死で
呼吸を整え


封筒の中から

便箋をとりだす




落ち着こうと

大きく息を吸うと



その息が震えた




そして





震えながら吸った

その息を

吐きだし





僕は







涙をこらえながら



便箋を

開いた









ストーリーメニュー

TOPTOPへ