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いつか手をつないで歩こう

第5章 告白


前野side

君に初めて会ったのは、失恋の痛手がようやく消えかかった頃だった。

君は屋上で、同僚の女の子とランチをしていた。


僕も時々、外の空気を吸いに行っていたんだ。


一目見たときドキッとしたよ。


なんてかわいいんだと…。
こんな子、この会社いたっけ?


色白でどこか儚く、清楚感がはんぱない。


それから社内で君の姿を見かけるうちに、
いつしか惹かれるようになっていったんだ……。

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