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いつか手をつないで歩こう

第7章 二人の間で


浩輔side

孝宏達とファミレスを出て、カラオケへ向かっている途中だった。


今夜はやけにカップルが多いな。
クリスマスだから当たり前か。


と、そのとき。
俺は見覚えあるコートを見つけた。

まさかと思ったが、やはり美雪だった。
男と歩いている…。
誰なんだ?
どこへ行くんだ?

「おい浩輔っ、なに立ち止まってんだよ?早く行こうぜ」

孝宏の声が耳に入らないほど

ドクドクッ

俺の心は激しく乱れていた。

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