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いつか手をつないで歩こう

第3章 気づいた想い


ガチャ

扉が開く音がした。
浩輔だ。
私はガバッと起き上がる。


「ただいまー。なんだ姉貴、また食べずに待ってたのかよ?あれほど言っといたのに」


「お帰りなさい。だって一緒に食べたかったから」

「まぁ嬉しいけどね」


「温めるわ」


ジャーーッ

私は流しで手を洗う浩輔を見つめて、安堵する。


無事に帰ってきてくれてありがとう…。

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