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いつか手をつないで歩こう

第3章 気づいた想い


浩輔は高校時代、チャラチャラしていた時期があった。
何日も家に帰らない日もあった。


だけど今はすっかり落ち着いて、姉思いの優しい弟だった。

「いただきます」

「いただきます」


私は浩輔の向かい側に座った。

「…」

二重まぶたのきれいな目だ。
背だっていつの間にか高くなって。

パパ、ママ。
私達ちゃんと成長してるよ。
浩輔だって、こんなかっこいい男の子になった。
だから安心してね。

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