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ルナとお兄ちゃんの性教育♡

第8章 新生活

「おはようございます、裕也さん」


キッチンに立つ私を見て、目を見開く裕也さん


「何してんの?」


「朝食の準備です」


お父さんも、お母さんも
滅多に家にいないから、家事は自然と覚えた


「今日は、裕也さんの好きな和食にしてみました」


ご飯・焼き魚・お味噌汁・卵焼きがテーブルの上に並ぶ


それを見た裕也さんのお腹が「ぐ~」と鳴った


顔を見合わせ、笑い合う私と裕也さん


「じゃあ、遠慮なく頂くよ」


椅子に座り手を合わせる裕也さん


私も、裕也さんの迎えの椅子に腰を掛ける


裕也さんの口に運ばれる卵焼き


私は、それをジッと見つめる


「そんなに見られると、食べ辛いんだけど?」


苦笑いする裕也さん


「すっすいません!」


だって、美味しいかどうか気になるんだもん・・・


今度は、裕也さんに気付かれない程度に、チラチラと裕也さんに視線を送る


パクッ


「どうですか?」


「うん、美味しいよ」


裕也さんのその言葉にホっと胸を撫で下ろした


「何か、こうしていると
新婚みたいだな」


裕也さんの何気ない言葉に、顔が赤くなる


「ルナ、赤くなり過ぎ」


「ゆ、裕也さんが変な事言うからじゃないですか!」


「変な事じゃない、いずれそうなる」


裕也さんの言葉に、また顔が赤くなる


「・・・裕也さんは・・・その・・・私の事が好きなんですか?」


「うん、好きだよ
ルナの写真を見た時に「会ってみたい」って思って、会ってみたら一目惚れをした」


そう言って、裕也さんは照れ臭そうに笑った



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