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ルナとお兄ちゃんの性教育♡

第10章 新たな1歩

竜─side─


リビングに流れる重い空気


涼雅に至っては、死人みたいに元気が無い


それも、そうか・・・


だって、今日はルナが婚約者と日本を発つだからな


ルナに婚約者が出来たって、母さんから聞いた時は、そいつをぶん殴ってルナを監禁しよと思った


だけど、兄貴の俺達と居るより、そいつと一緒になった方がルナは幸せになれる


そう思って、嫌がる涼雅を説得した


だけど、ルナを失った寂しさは、そう簡単には消えない・・・


その寂しさを埋める様に、色んな女と遊んだが、結局虚しさが残るだけだった・・・


「涼雅、いい加減
その辛気臭い顔、止めろよ」


重い空気に耐えかね、涼雅に言うが、涼雅は「だって」と呟きソファーの上で体育座りをする


「ルナに、『もう、目の前に現れない』『さよなら』って言ったんだろ?」


「本心じゃないもん」


女々しく、身体を縮こませる涼雅


「はぁ~・・・」


ため息を吐き、天井を見上げる


ピンポーン・・・


来客を知らせるチャイムが鳴ったが、出る気がしない


「涼雅、出ろ」


「やだ、竜が出て」


ピンポーン


んだよ!こんな時に!


重い腰を上げ、玄関へと向かった




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