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双子の二人
第1章 りんとれん
りんとれんは、生まれたときからずぅっといっしょにいた。
りんはれんのことがだいすきで、
れんもりんのことがだいすきだった。
けんかもしたし、おやつのとりぶ
んはへったけど、りんはれんと
いっしょにいた。れんもりんと
いっしょにいた。
けんかをしても、すぐになかなお
りしたし、ほかの子とけんかに
なったときは、いつもれんはりん
のみかただった。
りんもいつもれんのみかただった。
ふたりはずっといっしよ。
ずぅっーーといっしょ。
[永遠]にずぅっといっしょ。
こんな日々が、ずぅーっとつづくといいなぁ。
れんがいるだけで、りんはせかいいちしあわせだよ。
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