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恋愛妄想短編集【完】

第5章 愛情表現 [完]







我慢の限界を感じた時にはもうパンツを自ら脱いでいて、あそこに直接触れていた。







小説の中の主人公は今もまだ喘ぎ続け、彼氏はさらに彼女を攻め立てる。






あそこに指を入れ、激しく動かしている場面。








私も早く中の快楽に溺れたくて、外気に触れたままの自分のあそこに指を2本入れた。






興奮からかそこはもう十分に濡れていて、自分の指をスムーズに飲み込んだ。







そして小説にある通り、激しく動かした。









「んっ…あぁっ」








次第に絶頂を迎えようとする体を虐めるように、激しく自分を追い込んでいた指を緩めた。







それは小説の中の彼もそうしていたから。







「やぁ…っ、も、…いきたい…」







自分で弄ってしまえば昇りつめることができるのにそうしない私は、マゾの才能でもあるのかと思う。








小説を先に進め、やっとこ主人公が限界を迎える時が来た。







やっと…っ!






待ち焦がれていたそのシーンに辿り着いてすぐに、彼の言葉責めを脳内再生しながら、今まで以上の激しさであそこをいじる。







両手を使い、片方は穴の奥の一番感じる場所を、もう片方は最高に敏感になった穴の上にある突起をこれでもかというくらい擦り、押し潰す。






「あっ、あ、ぁ…だめっ、んんぁぁあぁあぁあ!!」







プシャーー…







「はぁ…はぁ…」






妄想からの精神的快楽と、激しく攻め続けた指先の快楽で、私は潮を吹いて絶頂に達した。









心地良い余韻と疲労感に息の上がった自分の体を、ソファーの背もたれだけで支えるのは少し難しくなり、ソファーの上に横になる。







あぁ、今日も気持ちよかった。




これで明日も頑張れそう…








そんなことを考えながらも、疲れからか乱れた姿のまま意識を手放した。

















ーーーこれがいつもの、彼女の自分への愛情表現。



彼女以外にも同じようなご褒美を自分に与える方が、きっといらっしゃるのでしょうね?

















END


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