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KAGO

第3章 猟奇事件

翌日、事件は起きた。
学校に行くと、校門前にたくさんの人たがりと数台のパトカーが止まっていた。
なにがあったんだろうと人込みの隙間から覗いてみようとすると、誰かが僕の肩を叩いた。

「勇也?」

勇也は真っ青な顔をしていた。

「なにがあったん…」
「オレ、見ちゃったんだ…」
「え…何を?」

勇也は震えた手で口を押さえた。
今にも吐きそうな勢いだ。

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