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KAGO

第3章 猟奇事件

「………………頭がなかった」
「え?」

込み上げてきたのか、ウッと勇也は花壇に嘔吐した。


(頭が……なかった?)


訳がわからず勇也が落ち着くのを待っていると、刑事らしき二人が話しながらパトカーに戻ってきた。

「惨いですね……あんな殺し方見たことありませんよ…ウゥッ」


(殺し…!?)


「頭部切断……頭蓋骨破壊……脳ミソと目玉がくり抜かれていたな………」
「!」

想像したら僕も吐きそうになってしまった。
信じられない……。
誰がそんなことを?

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