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KAGO

第3章 猟奇事件

「そんなバカな……」
「圭介、転校してきたばかりで疲れてるんだよ。朝校門の所で気を失ってたんだよ?」


気を失った……?
あれは全部、夢?
朝から全部夢だったのか?

それにしてはリアルだったような……


「そうだ……勇也は?」


木村先輩の遺体を見てしまった勇也。
普段と変わらない勇也なら、夢だったと信じることができる。
いや、むしろ全て夢だったと確信させてくれ。


「勇也くんなら、今日休みだよ」
「休み……」


僕はなんだか嫌な予感して、保健室から飛び出した。



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