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KAGO

第5章 告白

「すっごいピアノうまいの。小さい頃から習ってたみたい。ただ病弱らしくて、あまり学校に来ないんだよね~」


ドキッとした。

(小さい頃からやっている? まさかな…)


「あれれ? もしかして、イケメン緒方くん、美景さんが気になるの?」

「…は?」


なんでそうなるんだ。
わけわからない佐藤あかりの発言に戸惑っていると、隣にいた美咲がムスッとしだした。


「圭介も美人が好きなんだね~」
「は? 美人? てか、見たことないし…」
「美人だったら誰でもいいんだ」
「? なに言ってんだよ、美咲…」

「ありゃりゃ、痴話喧嘩? じゃああたしはこれにてたいさーん!」


(オイッ! かき回すだけかき回して、逃げるんじゃねぇ!)

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