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KAGO

第9章 永遠に

バイオリンを弾いていた美咲が僕に気がついた。


「目が覚めたのね」


美咲が近づいてくる。

顔がどんどん近づいてきて、僕の唇に美咲の唇が触れた。



美咲……

こんなのは嫌だ

君を抱きしめたいよ……



「美咲、もったいぶらないで。私、ずっと我慢してたんだから」


ピアノを弾いていた七瀬美景が美咲に話しかける。


そういえばどうして美咲が美景と一緒にいるんだ……




「だめよ、圭介は私のものなんだから。

美景姉さん」




!!



まさか……



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