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KAGO

第2章 思い出のN町

「おー、毎日カルピス飲んでたらよ、いつのまにかでかくなった」
「牛乳じゃなくてカルピスかよ」
「お前はあんま変わってねーな。相変わらず女子が好きそうなイケメン面しやがって」
「誉め言葉として受け取っておくよ」

僕は久し振りに勇也と話し込んだ。
気がつくと美咲は席に戻っていた。



授業中、窓から景色を眺めていた。
山に囲まれた小さな町。
所々新しい住宅や建物が建っているが、あの頃と変わらない風景に僕はホッとした。

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