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零が少女に背を向けて立ち去ろうとしたときである


グサッ


零の右肩に血の槍が刺さっていたのであった、どこから槍が来たのか後ろを振り返ると少女であった



少女「お兄さん飴玉ありがとう、でも私が欲しいのは貴方の血・・・・」



更に少女の腕は自由自在に変化させる事が出来る為、腕を槍に変えて隙を見せた所を刺して来たのであろう



零「ぐっ・・・・まさかこんな小さな子供までが吸血鬼とは、警戒はしていたが子供の姿だとは・・・・油断した」



少女「まさかこんなに簡単に罠に掛かってくれるなんて無様だね」



零は隙を突いて、槍を抜こうとしたが、槍の先端が微妙に動いて外れないようになっていた為、諦めた



零「俺をどうするつもりだ！」



少女「このまま他の吸血鬼と一緒に貪りたい気分だけどまずは一口血を頂くとしよう」



少女は暖かい吐息を零の首に吐いて、そのまま軽くガブリと鋭い二本の牙で噛みつく


カプッ


零の首元から少量の鮮血な血が流れ出したのを少女は小さな舌で舐めとり、牙で傷付けた場所も舐めると傷口が一瞬にして消えた