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泣いて、笑って、恋をした。

第2章 act1






「ただいま」とまだネオンが付かない店へと帰って行った。




この時間には店の仕込みをしているはずの母親の姿が店には見当たらなかった。




買い出しかと思って、そのまま2階へ上がりタオルで濡れた髪を拭き、制服を脱いだ。
濡れた制服をどう乾かそうかと考えながら、部屋着に着替えまた1階へと下りて行った。




そしてドカーン……
とさっきより近い場所から音が聞こえ、ビクッと体が震える。





「ったく、こんな雨で何処まで買い出しに行ったの……」




独り言を言いながら携帯で母親へ連絡を入れた。




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