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後味の悪い話

第2章 ニュースは無機質に事実を語る

イスラム国、操縦士焼殺か=女死刑囚の刑執行へ―ヨルダン「報復」決意

時事通信 2月4日(水)1時48分配信

 【アンマン時事】過激組織「イスラム国」は3日夜(日本時間4日未明)、拘束していたヨルダン空軍パイロットのモアズ・カサスベ中尉を焼殺したとする映像をインターネット上に公開した。国営テレビによると、ヨルダン政府は中尉が既に1月3日の時点で殺害されていたことを確認、イスラム国への報復を表明した。
 ロイター通信によると、ヨルダン政府はイスラム国が釈放を求めていたイラク人のサジダ・リシャウィ死刑囚の刑を「数時間以内」に執行することを決定した。訪米中のアブドラ国王は「卑劣なテロ」と強く非難。日程を切り上げて帰国する。
 映像は23分弱で、オレンジ色の服を着た中尉とみられる男性がおりの中で焼殺された後、遺体ががれきの下敷きになる様子が映されている。
 ヨルダンは、米軍主導の有志連合の一角。中尉は昨年12月下旬、シリア北部で操縦する戦闘機が墜落し、イスラム国に身柄を拘束された。ヨルダン政府は水面下で解放交渉を続けてきており、リシャウィ死刑囚との「捕虜交換」が模索されているとの見方もあった。

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