チェックメイト
第3章 季節の中に
だけど、そんな考えが甘かったんだ。
ニ「どうして?」
「え?」
ニ「この傷見てなんで何も聞かないの!?そんなのおかしいよ!」
俺の手を振り払った。
「……」
何も、言い返せなかった。
ニ「言わないってなんだよ……俺はただ櫻井さんに…」
それから、二宮は倒れた。
病気じゃないのは、確実だったから
病院には連絡はいれなかった。
とりあえず、ベットに寝かせて側にある椅子に腰をかけた。
怖かった。
二宮が俺が離れてる間にどこかに行ってしまうんじゃないかって。
また、傷を作るんじゃないかって。
「あ、服…」
上半身、裸なんだった。
近くにあった、俺のパーカーを手で掴んで二宮に着せようと思った。
だが……
「どうやんだ?これ…」
人に服なんて着せたことがないから、
どうすればいいのかなんて……。
「よし…やろ」
ベットに上がり、二宮の足を跨いで首の下と、背中を手で支えて一気に抱き上げた。
「よし、よし…」
パーカーのフードを二宮に被せて、
そのまま寝かせる。
「うっし!上手くいった」
喜びの声をあげて、パーカーの袖を白く細い手に通していく。
ニ「んっ……」
少しの声でも、ビクッとする。
起こさないように着せないとだから。
パーカーを無事に着せることができ、
俺はそのまま椅子の上で寝た。
ニ「どうして?」
「え?」
ニ「この傷見てなんで何も聞かないの!?そんなのおかしいよ!」
俺の手を振り払った。
「……」
何も、言い返せなかった。
ニ「言わないってなんだよ……俺はただ櫻井さんに…」
それから、二宮は倒れた。
病気じゃないのは、確実だったから
病院には連絡はいれなかった。
とりあえず、ベットに寝かせて側にある椅子に腰をかけた。
怖かった。
二宮が俺が離れてる間にどこかに行ってしまうんじゃないかって。
また、傷を作るんじゃないかって。
「あ、服…」
上半身、裸なんだった。
近くにあった、俺のパーカーを手で掴んで二宮に着せようと思った。
だが……
「どうやんだ?これ…」
人に服なんて着せたことがないから、
どうすればいいのかなんて……。
「よし…やろ」
ベットに上がり、二宮の足を跨いで首の下と、背中を手で支えて一気に抱き上げた。
「よし、よし…」
パーカーのフードを二宮に被せて、
そのまま寝かせる。
「うっし!上手くいった」
喜びの声をあげて、パーカーの袖を白く細い手に通していく。
ニ「んっ……」
少しの声でも、ビクッとする。
起こさないように着せないとだから。
パーカーを無事に着せることができ、
俺はそのまま椅子の上で寝た。