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最後の言葉を貴女に

第1章 

「おーい瑛斗ーけーるぞー」
和昌(かずまさ)に名前を呼ばれた俺。
俺は、「あと少し待て!今連絡待ちだから!」
「知らねーよ!早く行くぞ!」

俺は泣く泣く後ろをついて行く。なんだって
今日に限って……
俺の名前は宮國瑛斗(きゅうぐんあきと)
学校に通ってるピチピチの高校2年生。
頭は悪いがもうすぐ付き合って2年になる彼女が
いるの高校生だ。
んで俺の名前を呼ぶのが幼馴染の一番の友
大城和昌(おおしろかずまさ)
「早くしねーと置いてくからよー」

相変わらずマイペースな奴……ま、そこが
良いとこなんだけどね…
俺は荷物を鞄に突っ込んで和昌の後ろを追う。
つーかあいつ歩くの早すぎ…
やっと追いついた俺は

「俺、彼女と予定あるから今日忙しいんだけどー」
「いいだろー少しぐらい付き合えや」

…調子狂うなーこいつ。一向に話聞いてねー

「玲の事優先し過ぎて俺の事忘れてねーか?」
和昌に言われて「そうかもな」と俺は笑う
この玲(れい)ってのが俺の彼女
中3の終わりに告ったらまさかの両思いで
付き合う事になった俺の可愛い自慢の彼女

「クリスマスイヴだってのに友達の家で
パーティかよ 寂しい奴らだなー街に出て女
捕まえて適当に遊べばいいのに」
和昌はつまらなそうに言う
いや、俺彼女いるし出来るかってーの
いや、絶対やらねーよ うん

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