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顔を上げると、佐月さんは見たこともない顔をして私を見ていた。

少し赤く染まったその顔見て、私までつられて赤くなった。

「なんかヤバい。」

その言葉にまた下の方が疼いた。

「イヤですか？」

佐月さんの顔を見たまま、モノに触れると、顔を歪める。

もっと感じて…、私の感覚を覚えていて欲しい。

「ゆきの顔がみたい…。」

この人は罪深い人だ。

そんな事言われたら、もっと喜ばせたくなる。

私は佐月さんから目を逸らさずに、そっと佐月さんのモノを口に含んだ。