
エスキス アムール
第27章 彼とのカスタム
【木更津side】
「いいよ。まだ。」
今日は休日で。
早く起きる必要がなかった。
それでも、彼は僕よりも
早く起きてご飯を作りにいこうと
ベッドから降りようとしていたので
たまたま起きた僕が
それを引き止めた。
抱きしめ直して
彼の匂いをいっぱいに吸い込む。
「いいの?めし…。」
まだ彼は眠いようで
瞼を半分開きながら呟く。
僕の腕にも
なんの抵抗も示さなかった。
「今日休みだから。
僕が今日は作るよ。」
「…まずそう…。」
憎まれ口を叩きながらも、
彼は僕の胸に頭をすりつけた。
自分のドキドキが聞こえないか
とても心配だ。
この間のクリームだってそう。
彼は、こちらの気も知らないで
ドキドキすることをさらりとやってのける。
それなのに、
寝ぼけ眼の彼はより一層、
何をするかわからない。
多分元々甘え体質なのを
日頃は隠しているのだろう。
自らの意識があまりない、
眠いとき
お酒が入ったとき
彼はフニャフニャになる。
今がその時だ。
「いいよ。まだ。」
今日は休日で。
早く起きる必要がなかった。
それでも、彼は僕よりも
早く起きてご飯を作りにいこうと
ベッドから降りようとしていたので
たまたま起きた僕が
それを引き止めた。
抱きしめ直して
彼の匂いをいっぱいに吸い込む。
「いいの?めし…。」
まだ彼は眠いようで
瞼を半分開きながら呟く。
僕の腕にも
なんの抵抗も示さなかった。
「今日休みだから。
僕が今日は作るよ。」
「…まずそう…。」
憎まれ口を叩きながらも、
彼は僕の胸に頭をすりつけた。
自分のドキドキが聞こえないか
とても心配だ。
この間のクリームだってそう。
彼は、こちらの気も知らないで
ドキドキすることをさらりとやってのける。
それなのに、
寝ぼけ眼の彼はより一層、
何をするかわからない。
多分元々甘え体質なのを
日頃は隠しているのだろう。
自らの意識があまりない、
眠いとき
お酒が入ったとき
彼はフニャフニャになる。
今がその時だ。
