
エスキス アムール
第49章 LOVELOVELOVE *
「ひゃ…ぁあ!んっそ、こ…もっと…っ」
「ここ?もっとって?」
「い、やだ…もっとぉ…」
挿れていた指を抜いてやんわりと舐めていると、彼の腰は大きく動いてもっとと強請った。
先走りはダラダラと垂れているし、そこはヒクヒクしていて、十分すぎるくらい焦らしている。
きっと、少しでも触ったり、中に挿れて刺激したら、波留くんはイっちゃうのだと思う。
でもまだ。
まだ、もっと。
もっとおかしくなって、狂って蕩けてイってほしいから、まだまだ焦らす。
「も…う…」
「だめ。自分で触ったら。
言ってごらん?」
「ゆび…っほ、し…まえ、も…さわって…っ」
言葉は足りないけど、腰を揺らして、快楽に滲んだ瞳でこんなこと言われたら、いうこと聞かないわけにいかない。
「前はちょっとまってね」
「…あ…!っあん…ふ、う…っん」
「気持ちいい?」
「ああ!も…き、もち…っんん」
さっきは一本だったから、今度は二本指を突っ込む。
散々焦らしたそこは、もう柔らかくなっていて、僕のモノでも充分入りそうだった。
中が波打つように動いている。
本当だったら、早く動かして何回もイかせているところだけど、今日は違う。
前立腺の上をゆっくりゆっくりと、じわじわと押すように刺激する。
すると、波留くんはシーツを足でずり、と掻きながら、腰を揺らしてやだやだと声を漏らした。
