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君と過ごせた時間

第5章 辛い治療・忙しい仕事

夜になり、僕は彼女に告げた

渚:……最後の時は来てね、それ以外は来なくていいから……

悠:……わかった
と言って部屋を出ていった

渚はただ、窓の外を眺めていた
静寂な病院の廊下から泣き崩れた彼女のすすり泣く声が響いていた。

翌日から彼女は来なかった。仕事が忙しくなったのだ。

渚も辛い治療が始まった
抑えるための薬は強くなっていった

嘔吐を繰り返す毎日。
辛くてきつい毎日
直ならいとわかってるのに医師達は治療をやめなかった

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