
ゆゆのための。
第3章 ✡04.24
*in テニスコート*
「新入部員何人入ってくるかなぁ~?」
「15人は入るんじゃね?」
「なおき、それは多いやろ笑」
「そぉか~?」
「だって俺らでさえ10人やで?」
「あ、そっか。」
「どうせ15人入ったって
試合出れるの人数限られとるしなぁ~」
「現実は甘くないってことだな!」
「いやいや、まぁそうやけど笑」
テニスコートの手前で準備体操しながら
話している男の人が4人居た。
「むさあああああああああ!
ラリー付きおうてー!」
え?むさあ?人の名前かな?笑
とにかく、
すんごい元気な女の人が出てきた。
あっ、もしかして
この人が女子のキャプテンかぁ!
めっちゃかわいいっ
下からその人を見つめていたら、
その人はこちらに気づいた。
そうして、効果音がついている
わけでもないのに
パアアアアアアアアアアアアッ
と、ものすごくうれしそうな顔で
「テニス部にいらっしゃい!!!!」
っと言った。
