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彼の彼女とその友達。

第1章 彼の名前は、カネキシンタ。



彼との出会いは、小学五年生。


転校生だった彼は、
明るい性格だったから、すぐにクラスに馴染んでいた。


その頃は別に好きじゃなかったけど、中学一年生、クラス最後の昼休み。

クラスでドッチボールしたとき、

「琴莉のこと、守ってあげてもいいよ。」


真太は笑ってそう言った。


私は「お願い♪」なんて軽く言ったけど、真太は最後までしっかり守ってくれた。


その時の真太の笑顔に、私はやられた。


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