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彼の彼女とその友達。

第3章 保健室



保健室に入ると、甘い珈琲の匂いが漂っていた。

「先生―っ。鼻血…」


「やだ、琴莉ちゃん鼻血出して…」

「うん…。あと、鼻の頭がヒリヒリする。」

「鼻の頭は、切れてるよ?絆創膏貼っておくわね?」

「やーだ(笑)子供みたい。」

「まだ子供じゃない。中学生二年生なんて(笑)」

先生に絆創膏を貼ってくれた。


洗面台の鏡に映る、私の顔は絆創膏のせいでちょっとだけ幼くみえた。
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