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《番犬女》は俺のもの

第16章 新婚生活 開始!?




「──…!」



これは──!!




ニャー




「……、…ネコ」


「──…そう、猫だ」



畳の敷かれた和室の中で、子猫がこちらを見上げて座っている。




「しかも…」


「…そう、三匹だ」


零の後ろで、溜め息混じりに茜は答える。


大きめな黒猫と
中くらいの三毛猫と
ぶち模様の子猫。

その和室には三匹の猫が仲良さげにくつろいでいるのだ。




「…茜さん、ネコ好き?」


いったん襖を閉めて零は茜に向き直った。


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