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すべてはあの日から

第14章 その後…


「…真央」


悶々としていた私の頭を、政崇さんに優しく撫でられる。


「大丈夫、
今日は早く帰って来るから」

「…政崇さん…」

「一人じゃない、俺がいる」



じんわりと潤む目から涙が溢れるのを堪える。


「帰り、待ってます」


そう言って、微笑む。



「ん、じゃ 着替えてくる」


何だか満足そうな足取りで、着替えるために部屋に向かう政崇さんの背を見ていると、


「……真央ちゃんは、
政崇の扱いを心得てるなぁ…」


英典さんが腕を組みながら 小さく頷いていた。


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