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すべてはあの日から

第2章 夜桜パイ



私達はそのまま裏口からお宅に入り、

また先週と同じ縁側に腰掛けた。


「こっちで桜見ながらの方が 落ち着くだろ」


そう言う彼は、私の右隣に座り、
渡した包みを開ける。


「ずっと楽しみにしてた…」


そうして包みから露になったお菓子


「美味しそう…」


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