テキストサイズ

すべてはあの日から

第2章 夜桜パイ

―――‐‐‐…

あの後、私達はお互いの連絡先を交換し、
一週間に一度の頻度で会うようになった。


とは言っても、

私が授業で作ったお菓子の残りや実技テストの試作品を持って行って

あの縁側に腰掛けて食べるというだけで…


『……俺、本気でオトすつもりだから』


彼はあの言葉が嘘だったかのように接している。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ