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すべてはあの日から

第4章 お母さん特製桜餅


タクシーを呼び、病院に駆けつけた


正常に呼吸が出来ない…

やっと辿り着いた二人の顔に、

吐き気を催すような白い布が

静かにそこを支配していた。



そっと顔面を覆う布を上げた。

私はいつもの笑顔が美しいあの顔を見たかった




潰されたような

削れたような

顔半分が無くなった両親の姿は、






ミタクナカッタ



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