幼なじみ
第5章 夢じゃない
「萌絵さんがもう、帰っていいってさ
梓さんは、先帰っててって」
お兄ちゃん萌絵さんと話したいんだろうな
「うん♪帰ろう」
帰り道は、なんか
ドキドキしながら歩いた
「桜さ、ピアノ弾いてるときいつもと
違ってスゲーきれいだよな」
なんか、いつもは綺麗じゃないみたいだな
「まぁ、何て言うかさ
いつもより、もっと綺麗なんだよ」
「ありがとう♪照れるよ」
「勝手に照れてろ」
また意地悪なことを
ギュッ
えっ...夏は、私の手を握ってきた
夏の手大きいな
私は、握り返した
「お前力強すぎ
怪力女か」
「えっひどー!」
チュッ
「なっ...///」
「タコみたいになってるぞw」
「からかうな~!!」
その帰りは
とても、楽しい帰り道だった