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Slow🎵Step 〜不器用な二人のラブストーリー

第4章 Step 4



「あなた、本当にお願いしてしまってご迷惑じゃないかしら」

「ああ、里見くんなら安心だしお言葉に甘えてお任せして良いんじゃないか⁈ なあ? 里見くん」

「僕なら大丈夫です 今まで勉強ずめで頑張ってきたご褒美に僕からも一果ちゃんの喜ぶことを何かしてあげたいと思っていましたので ちょうど良かったんです」

「そう? それなら良いんだけど… ごめんなさいね、里見さん」

里見は本から目を上げ、微笑みながら会釈する

一果は今回の模試で学年でもトップクラスの成績だった

春休み、忙しい伯母夫婦に変わって、春休みは比較的研究室が暇になる里見に勉強を兼ねて様子を見に来てもらうよう、伯母が頼んだのだ

それなら、と春休みの一日を使い、ご褒美にテーマパークにでも行こうという話が出ていた

いつものように勉強後、食事を終えてお茶を出しながらの会話だ

伯母が早く帰った日は一人暮しの里見に食事をして帰ってもらうのが通例になっていた


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