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大好きだった

第5章 罪悪感

その夜ほとんど泣かない莉亜は
いっぱい泣いた。
明智が迫ってきたとはいえ、拒まなかったのは莉亜だった。
・・・・・プルル
けーたいを見ると奏矢からだった。
「もしもし...」
「もしもし!莉亜?大丈夫?早退したって聞いたから...」
奏矢はとても心配していた。その声を聞いて、莉亜はさらに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「大丈夫だよ、ごめんね。でも今日はもうねる」
「わかった!ゆっくり休むんだぞ!おやすみ」
そういうと、電話は切られた。
(なんてことしてしまったんだろう)
その夜はなかなか寝付けなかった。
・・・・・
「莉亜!?大丈夫?」
学校へいくと、南の姿が。
「大丈夫...」
南を見るととなりには知らない男子がいた。
「だれ?」
南があっと声を出す。
「えへへ、昨日ね!!ナンパされたとこ助けてくれた石戸谷くん!気あっちゃってさ!」
その石戸谷くんは見た目はちゃらいけど、ちゃんとぺこっとお辞儀をしてくれた。1個下らしい。
「先生いいの...?」
莉亜がたずねると、南はいいのいいの!といった。まぁ所詮相手も相手だしね、と莉亜は思った。
「莉亜〜!」
そういってはしってきたのは奏矢。
「大丈夫?顔色わる!保健室行く?」
「保健室...」
明智に抱かれたあの場所にまたいくの?
絶対にいやだ!
「ううん、大丈夫...教室で黙ってる」
そういって、莉亜はその場をあとにした。

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