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大好きだった

第5章 罪悪感

(なんでこうなるんだろう…)
莉亜もなにもわからなくなっていた。
明智のことも、奏矢のことも…。
「だめだ、あたし早退する」
そう言ってまた莉亜は早退した。
・・・・・
「三井先生!莉亜帰ったんですか?」
その声は南だった。
「ええ…体調崩してるけど、なんかあったのかしら…」
南は莉亜がこんなことになるのは滅多にないので、ただ心配していた。
「とりあえず、様子を見ましょう?大丈夫よ!」
南はうんっと頷き、保健室を出た。

「…あなたなにしたのかしら?」
そういうと、出てきたのは明智だった。
「別に何も…」
「生徒まで傷つけて、ばかなのかしら?」
三井の表情が一気に暗くなっていく。
「おれはただ、あいつのことが…」
三井は手を机の上にバンっとおいた。
「あなた亡くなった元カノさんは、莉亜ちゃんじゃないのよ?いい加減にしなさい。」
そういうと三井は保健室を出た。
・・・・・プルルルル…
「はい。」
莉亜が電話にでるとなんと明智だった。
「あの…俺だけど」
莉亜は泣きながら必死に訴えた。
「先生はなんなんですか?!生徒に手を出して!私には彼氏がいるんですよ?!」
明智は少し黙ってから低い声でこう言った。
「ごめん、あまりにもお前がかわいかった。佐々木ときてるときだって、お前のことが気になってた。そして気づいたらあんなことしてて、ほんとに人間のクズだと思う。ほんとに申し訳なかった」
え…なにそれ…意味わかんない。
「ばかにしてるだけでしょ!?もういいっ!きらい!関わらないで!」
そういうと、莉亜は電話を切った。
なんなのよ…
莉亜はそのまま眠りについた。
(明日ちゃんと奏矢に謝ろう)
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