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同じ空の下で

第15章 普通の基準

今も毎朝

出勤の一時間半前には起きて

洗濯し、掃除をして

髪を巻き、お化粧して

戦闘体勢を整えて家を出る


一人なんだから洗濯も掃除も毎日は必要ないのかも知れないけど

そこはやっぱり気が済まなくて…


そしてそれが時々自分を追いつめる


どうしても動けない朝

それらが出来ないことで、自分がダメになった気がする


そう、ちょっと前までは
そんな気がしてた…



今、一緒に生活する人がいて

その人のペースは、とても穏やかで


その人と居ると、時間がゆっくり流れていく


十分だよ

っていってくれるから

なんとなく満たされて

自分を肯定してもらえて

安心して

ダメじゃないんだって落ち着く

自分を好きになる



春になってまた新しい生活に向けて踏み出すから



また少し呟いちゃおうかな…


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