腐男子はホモではないはず…
第3章 仲間になる
部屋に行くとさっそく並べたばかりの小説の中から〝探偵アラン〝を捜し渡した。
「ありがとう!でも思ってたより厚さが…」
「でも楽しいよ!おすすめっ。この厚さだけど二巻もあるから。まぁ二巻で完結だけど。」
「そうなの!?」
「アニメの短編みたいなものだし。」
納得したのか本を見つめる。
「偉いね、カバーちゃんとしてるんだ。」
「まぁ…汚れたりしちゃうから。」
仲良くお話しをしてるとアナウンスが流れ始めた。
『あと五分で消灯時間になります。繰り返し――』
「じゃあ寝ようか。おやすみ~」
僕達はあくびをしながらベッドの布団へ入った。