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腐男子はホモではないはず…

第3章 仲間になる


一樹は教室でも時間があれば小説を読んでいた。そして友達がまともにいない僕はもちろんBL小説を読んでいた。

〝探偵アラン〟は300ページ位の量の小説だか、一樹は一週間で半分を読み終わっていた。約一ヶ月使って読んだ悠稀には考えられない早さだった。

「一樹読むの早いね。僕一ヶ月で読んだよ~。」
「もっと読みたい!…って気持ちになるし、面白いんだもん。」
「面白いけど、止められなくはならないかなー。」
「でも最近悠稀も本読むの早いよね?カバーが変わってたし。」

そう言ってまた小説を読み出すほどはまったようだった。

(もう止められないな…。)

そして僕もBL小説を読み始めた。

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